この度、ホームページをリニューアルしました。
今後は法改正情報をはじめ、助成金といった企業経営に有益な情報を発信していこうかと考えています。
まずは自己紹介を兼ね、このブログをスタートしたいと思います。
社労士という資格と取得まで
思えば、社会保険労務士(以下、社労士)という資格を取得する以前、この資格がどんなものなのか、私自身よくわかっていませんでした。
大学時代、生協に様々な資格のパンフレットが置かれていたのを覚えていますが、当時は自分が資格を取得するなどとは夢にも思わず、就職をして10年という歳月が流れたころです。
とある知人から、資格の取得を考えてみたらどうかと勧められ、何となく勉強を始めたのです。
実はこの時点でもまだ、社労士という資格が、どういうものなのかもよくわかっていませんでした。
テキストを手に取り、ついでに資格学校の入校手続きまでしてしまい、勉強をやらざるを得ない境遇へと追い込んだ次第です。
そもそも資格とは無縁の人生を送りまして、法律を勉強したことなどありませんでした。さらにはこの社労士試験のレベルがどんなものなのかよく調べもせずに勉強を始めたのです。
正直なとこころ、最初は何を学んでいるのか理解できませんでした。それは心から辛いなと感じるものでした。
それでも少しずつ、理解が進み、法律がこの世の仕組みを作り出していること、この社労士が会社の経営、労務、そして年金に関わる資格であり、人が生きていく上では非常に身近な存在だと気づき始めました。
時間はかかりましたが、何とか合格を勝ちとることができました。
大学時代、生協に様々な資格のパンフレットが置かれていたのを覚えていますが、当時は自分が資格を取得するなどとは夢にも思わず、就職をして10年という歳月が流れたころです。
とある知人から、資格の取得を考えてみたらどうかと勧められ、何となく勉強を始めたのです。
実はこの時点でもまだ、社労士という資格が、どういうものなのかもよくわかっていませんでした。
テキストを手に取り、ついでに資格学校の入校手続きまでしてしまい、勉強をやらざるを得ない境遇へと追い込んだ次第です。
そもそも資格とは無縁の人生を送りまして、法律を勉強したことなどありませんでした。さらにはこの社労士試験のレベルがどんなものなのかよく調べもせずに勉強を始めたのです。
正直なとこころ、最初は何を学んでいるのか理解できませんでした。それは心から辛いなと感じるものでした。
それでも少しずつ、理解が進み、法律がこの世の仕組みを作り出していること、この社労士が会社の経営、労務、そして年金に関わる資格であり、人が生きていく上では非常に身近な存在だと気づき始めました。
時間はかかりましたが、何とか合格を勝ちとることができました。
会社員時代の思い出
今は社労士として、仕事をさせてもらっていますが、時に自分の会社員時代のことを思い返します。
心ならずもメーカーの営業職として働いた期間、そして転職を経験し、出版社での企画編集部の業務こなしました。
どちらも大変な仕事だったなと思い出します。
終わりの見えない仕事といいますか、あまり自分の就業環境や労働時間について意識することがなかったのを覚えています。
タイムカードでの労働時間の管理が行われ、時間外労働について割増賃金が支払われていましたが、そもそも労働時間を厳守するという意識が全くなかったでしょうか。
恐らく同世代の方たちの多くは私と似たような境遇で長く働いているのではなかったかと思います。
長く仕事をすることがいいことなんだという考えが会社の中にも蔓延っていたように感じます。
かつてはそれでも良かったのでしょう。
しかし、今は確実に世の中が変わってきています。働く側の意識が、私が社会に出て働き始めた四半世紀前とは別物に変化していることを、経営者の方は意識して欲しいと思います。
心ならずもメーカーの営業職として働いた期間、そして転職を経験し、出版社での企画編集部の業務こなしました。
どちらも大変な仕事だったなと思い出します。
終わりの見えない仕事といいますか、あまり自分の就業環境や労働時間について意識することがなかったのを覚えています。
タイムカードでの労働時間の管理が行われ、時間外労働について割増賃金が支払われていましたが、そもそも労働時間を厳守するという意識が全くなかったでしょうか。
恐らく同世代の方たちの多くは私と似たような境遇で長く働いているのではなかったかと思います。
長く仕事をすることがいいことなんだという考えが会社の中にも蔓延っていたように感じます。
かつてはそれでも良かったのでしょう。
しかし、今は確実に世の中が変わってきています。働く側の意識が、私が社会に出て働き始めた四半世紀前とは別物に変化していることを、経営者の方は意識して欲しいと思います。
働き方改革が始動
安倍内閣が発足し、働き方に対する見直しが本格的に進められることとなり、働き方改革関連法案が、2018年(平成30年)国会に提出され、与党などの賛成多数で可決、成立しました。
そして、翌2019年(平成31年)4月1日より、順次施行されることとなりました。
主な内容は以下の通りです(法案の中でも特に重要だと思うところを抜粋してみました)。
第1の柱:働き方改革の総合的かつ継続的な推進
第2の柱:長時間労働の是正と多様で柔軟な働き方の実現等
・時間外労働の上限規制の導入
・長時間労働抑制策
・年次有給休暇取得の一部義務化
・高度プロフェッショナル制度の創設
・勤務間インターバル制度の普及促進
第3の柱:雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保
・不合理な待遇差を解消するための規定(同一労働同一賃金)
・労働者に対する待遇に関する説明義務の強化
かなり多岐にわたるものです。
今まで日本人があまり意識してこなかったと思われる労働時間や、有給休暇、正社員とパート労働者との待遇差をどう無くしてゆくのかという問題に本気で取り組もうというものです。
経営者の側からすれば、耳の痛い話でもあるのかなと思いますが、この問題に取り組む姿勢がなければ、今後は従業員の側から会社に見切りをつけられてしまう可能性が大きくなってきています。
そして、翌2019年(平成31年)4月1日より、順次施行されることとなりました。
主な内容は以下の通りです(法案の中でも特に重要だと思うところを抜粋してみました)。
第1の柱:働き方改革の総合的かつ継続的な推進
第2の柱:長時間労働の是正と多様で柔軟な働き方の実現等
・時間外労働の上限規制の導入
・長時間労働抑制策
・年次有給休暇取得の一部義務化
・高度プロフェッショナル制度の創設
・勤務間インターバル制度の普及促進
第3の柱:雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保
・不合理な待遇差を解消するための規定(同一労働同一賃金)
・労働者に対する待遇に関する説明義務の強化
かなり多岐にわたるものです。
今まで日本人があまり意識してこなかったと思われる労働時間や、有給休暇、正社員とパート労働者との待遇差をどう無くしてゆくのかという問題に本気で取り組もうというものです。
経営者の側からすれば、耳の痛い話でもあるのかなと思いますが、この問題に取り組む姿勢がなければ、今後は従業員の側から会社に見切りをつけられてしまう可能性が大きくなってきています。
何から取り組むのか
社会保険労務士の業務には、「1号業務」行政機関に提出する労働社会保険諸法令に基づく申請書、届出書などを作成し、その提出を代行する業務。
「2号業務」労働社会保険関係法令に基づいて作成し、保管する必要がある「帳簿書類」の作成業務。
「3号業務」いわゆる「コンサルティング業務」で、社会保険等の相談にのったりアドバイスをおこなったりする業務があります。
この中で1号業務と2号業務については社労士の独占業務とされていますが、この数年、様々な経営者の方たちと会い、お話をさせていただく中で、社労士の今後は3号業務が主体となると実感しています。
先に挙げた、働き方改革について、労働基準法をはじめとする法律についてどう改正がなされていくのか、そして現状の労働環境がどうなっているのかを把握と、経営者の方が一人で取り組むには大変労力のいる作業となるかと思います。
既に一人で取り組むのは難しい、何から手を付けていいやらと思い悩んでいる方もいることを知っています。
一人で悩まずに、相談して欲しいですね。まずは気軽に声をかけてください。そして、より良き会社作りに取り組めるように一緒に努力していきたい、そう思っています。
「2号業務」労働社会保険関係法令に基づいて作成し、保管する必要がある「帳簿書類」の作成業務。
「3号業務」いわゆる「コンサルティング業務」で、社会保険等の相談にのったりアドバイスをおこなったりする業務があります。
この中で1号業務と2号業務については社労士の独占業務とされていますが、この数年、様々な経営者の方たちと会い、お話をさせていただく中で、社労士の今後は3号業務が主体となると実感しています。
先に挙げた、働き方改革について、労働基準法をはじめとする法律についてどう改正がなされていくのか、そして現状の労働環境がどうなっているのかを把握と、経営者の方が一人で取り組むには大変労力のいる作業となるかと思います。
既に一人で取り組むのは難しい、何から手を付けていいやらと思い悩んでいる方もいることを知っています。
一人で悩まずに、相談して欲しいですね。まずは気軽に声をかけてください。そして、より良き会社作りに取り組めるように一緒に努力していきたい、そう思っています。